2015.8.25 モーニングセミナー講師:あんすろーじ 田中 修 氏

テーマ「毎日が田舎力体感中」
     「無いものねだりよりもあるもの探しを!
 

講師プロフィール
昭和32年 神奈川県藤沢市出身
平成21年 松下電器産業(株)(現パナソニック)早期退職後一関に移住。就農と同時にグリーン・ツーリズム活動を始める。

平成24年 内閣府・復興支援型地域社会雇用創造事業「復興六起」企業企画コンペティション合格
平成25年 農家民宿・レストラン開業により被災地域における6次産業による復興まちづくり参画、現在いちのせきニューツーリズム協議会副会長

受講者感想その1:高橋屋 高橋 市郎兵衛
毎週開催しているモーニングセミナー、最近の傾向として地元地域を活性化させている方の講話がとても楽しい。聞く度に元気や勇気、「やる気」がわいてきます。
人は隣の芝生に目が行きがちですが、自分の家の芝生をよく見てみると、そのすばらしさを再認識できます。地元でがんばっている方の話はまさに自分の家の芝生の再認識です。
講話のテーマがまさにピッタリでした。「毎日が田舎力体感中 無い物ねだりよりあるもの探し」。
今朝の講話者は農家民宿・レストラン「あんすろーじ」、たっこたい民泊プロジェクト 代表・田中修(おさむ)さんです。
昭和32年生まれ、神奈川県藤沢市の出身。平成21年に現パナソニックを早期退職、奥様の実家である一関に移住、就農と同時にグリーン・ツーリズム活動を始める。
農家になりたいと思ったキッカケは「合鴨農法」の本を読んだから。
ただし退職して田舎暮らしをするに当たってはルールと覚悟を決めたそうです。
1,子供が成長して独立していること
2,親の看取りが終わっていること
3.家のローンが終わっていること
4,移住後、農作業の体力が残っている年令であること
そして、収入激減の事態になっても耐えられる覚悟。
創意工夫、苦労をされながらも農業をおこない、収入も安定してきたそうですが、平成23年3月11日の東日本大震災で大きな被害を受けました。
これから本格的な収穫と思っていた椎茸の「ほだ木」が行政からの命令で「撤去」処分になりました。
また一関産の農産品を売ろうとしたら、「汚染されたものを売るのか!」と言われたそうです。農家は被害者なのに加害者扱いされてつらかったと話していました。
内閣府復興支援型地域社会雇用創造事業「復興六起」企業企画のコンペティションに申請、見事合格しました。これは6次産業起業による復興まちづくり支援事業です。
農家の民宿事業に政府の助成金が付いたのです。
平成25年3月にスタートして現在13の農家が民宿を行っています。
じゃじゃじゃYVや中央のテレビにも紹介され、楽天が運営する「とまりーな」にも登録、田舎力を発揮しています。
時代の変化で 簡易宿所規制緩和が後押しとなり、また東北への修学旅行も中止だったのが、震災学習というカテゴリーが生まれて多くの子供や学生が田舎へ来るようになりました。一関は「インフラ活かす、地の利を活かす、人を活かす」恰好の地域だと話していました。一関は恵まれた地域です。
締めの言葉として、地元を紹介する時に「一関には何がありますか?」と聞かれたら、「一関の宝ものは「人です」と答えています」と目を輝かせながら話していました。
時代の変化で 簡易宿所規制緩和が後押しとなり、また東北への修学旅行も中止だったのが、震災学習というカテゴリーが生まれて多くの子供や学生が田舎へ来るようになりました。一関は「インフラ活かす、地の利を活かす、人を活かす」恰好の地域だと話していました。一関は恵まれた地域です。
締めの言葉として、地元を紹介する時に「一関には何がありますか?」と聞かれたら、「一関の宝ものは「人です」と答えています」と目を輝かせながら話していました。

田中さま、 素晴らしい講話をありがとうございました。

受講者感想その2 世嬉の一酒造(株)専務 佐藤 紘子
今朝はステキなご夫妻がステキなご講話をしていただきました。
農家民宿農家レストランを経営されておられるとのことでした。
一関にたくさんの方々に来てくださるよう活動しておられます。
もっと沢山お聞きしたいステキな時間でした。全く当会の専任幹事の講師人選の的確さには頭が下がります。ステキな楽しい一関市倫理法人会のモーニングセミナーにぜひ沢山の方が聞きに来てくださると嬉しいです。
今朝の栞は子女名優。息子の在り方はすべて自分の在り方と自分を省みた時間でした。
モーニングセミナーは週に一度の心のクリーニングです。来週もどんな学びがあるのか楽しみです。