2012.7.3 モーニングセミナー講師:けせん倫理法人会 副専任幹事 新沼 哲 氏

テーマ「震災から1年3ヶ月経って新たな展開へ」
講師プロフィール
昭和32年 大船渡市生まれ
昭和50年 県立高田高校卒業
昭和51年 辻学園日本調理師学校卒業
平成08年 (社)大船渡青年会議所理事長就任
平成16年 岩手県倫理法人会レクチャラー拝命
平成21年 大船渡市消防団副団長任命

受講者感想その1:(有)新生 代表取締役 小野寺 有一
今日は、大船渡で「まるしち旅館」を経営している新沼哲(さとる)様のお話でした。
3.11の大地震の数ヶ月前に1億数千万円かけてリニューアルした会館が被災したとのこと。
新沼さんは逃げ遅れたが、会館の3階に上がり、天上にすがり付いて足元を流れる津波の難を免れ、奥さんやお母さんは屋根に登って生き残ったという。
消防団に入っていたので、何日かして仲間のところに行ったら、もう死んだと思われていたらしく喜ばれた。
またその後、小学生と中学生の子供たちはどうしてるだろうと、避難所になっている中学校に行ったら、そこでも新沼さんは死んだことになっていたらしく、顔を出したとたん、先生が泣きながら「よく生きていた」と手を握ってくれたとのこと。
子供たちははにかみながら自分の顔を見てくれたということでした。
ところで、リニューアルのために1億円以上借金をしていたので、奥さんは途方にくれ気力を失っていたが、新沼さんは「なんとかしなければ」という思いで被災した会館に残っていた茶碗や皿を洗っていたら、きれいになってゆく皿を見ながら調理師という職人魂に火がついてきたとのこと。また、持ち前の笑顔で皆に接し、情報のアンテナを高くして前向きに過ごしているうちに“運”が向いてきたということでした。偶然の泊り客による収入、期待してなかった補助金により再建の目途もついてきたのです。

「人生は上り坂、下り坂の他に“まさか”があると聞いていたが本当だ。皆さんにも必ずきますよ。」しかし「笑う門には福が来る。本当に来るんですよ。」「おやじが作ってくれた信用、そして私もまじめにやってきたから皆に応援もらって立ち直れた」・・・。

一つ一つの言葉がとても重く感じました。感動の45分間でした。
ありがとうございました。
受講者感想その2:鈴木哲社会保険労務士事務所 鈴木 哲
震災について、いろんな人の話を聞きましたが、新沼さんが一番前向きでした。
人と人との縁はやっぱりすごいですね。
これからも夫婦仲良くしてください。
僕もどんな時も前を向いていける男になれたらと思いました。