テーマ：福祉を考える
講師プロフィール
昭和30年生まれ
昭和56年〜平成20年 特養勤務
平成20年 会社設立
◆講話内容◆
措置による時代 介護保険による時代
そしてこれからの福祉の行く末を考える
受講者感想：東京海上日動あんしん生命 田中 タカ子
本日のセミナーではTSWホールディングスの安東様からご講話頂きました。内容は介護保険制度下における老人介護の現状の中から、特別養老とサービス付高齢住宅での利用者の生活自由度の違いや、運営側が社会福祉法人であるか株式会社であるかの違いからくる運営の難しさ厳しさがどういったものであるかなどでした。
お話の中で、印象的だったのはかつて老人ホームは家族でどうにもならなくなった時に仕方なくお年寄りを預ける所だったのが、介護保険制度が導入されてから、介護サービスが選ばれる対象(そこには競争がある)へ変わってきているということです。法律や行政の縛りの中で、違いを出しながら、会社が利益を出してサービスの改善をしていくことはとても難しいのだろうと思いました。入居希望待機者がどこでも少なくない状況が続いていますが、利用する側でも椅子取りゲームのような、別の意味での競争があるのかもしれないと考えてしまいました。経営側から福祉の実情に迫るお話は初めてうかがいましたので、いろいろ考えるヒントを頂いた貴重な機会となりました。ありがとうございました。
