2011.08.16 モーニングセミナー 講師:一関八幡神社 宮司 小野寺 康 氏

テーマ「日本人の倫理」
講師プロフィール
S54生まれ
国学院大学神道科卒業
横浜市富岡八幡宮奉職
H19より一関市八幡神社宮司を拝命
[所属団体]
岩手県紳庁教化委員及び参与
岩手県神社庁西磐井支部 事務員
岩手県神道青年会 常任委員
受講者感想その1(株)カミヤ 代表取締役 鈴木 正幸
本日のモーニングセミナーはお盆休みの方が多かったと見え、
出席者が少なかったのが残念でした。
今日の話は多くの方に聞いて欲しかったと思ったのは私だけでしょうか。
講話が「日本人の倫理」というテーマで、正に倫理法人会にピッタリのテーマでした。
GHQによって、戦後の日本人の教育、道徳、歴史観が変節してしまったというのは、
多くの識者が語るところですが、小野寺宮司も同じ考えのようです。
新渡戸稲造の「武士道」は、外国人に日本人の道徳観を説明するために書いたものですが、現代は日本人が読んでいるのは皮肉なものですとの事。
世界には一神教の国も多いが日本は八百万の神と言われるように多神教国家、
仏教も隣国の神様を大事にする事は自国も護ってくれるという事で受け入れたのではないかとの事。
神道は言上げせず、気配で感じるもの。言葉には魂が宿ると言われ言霊とも言われる。
神官が祝詞をあげるとき、「かしこみかしこみ」というのは文字にすると
「恐み恐み」と書き、神様に言葉を発するのは恐れ多いと言う事だそうです。
食事会での「政治情勢が不安定な時に災害が起きる。」
というお話も印象に残りました。
受講者感想その2 世嬉の一酒造(株)専務取締役 佐藤 紘子
びっしりと書かれた原稿をお持ちになり、倫理の定義にはじまり、武士道、国学、日本人の感性、戦後の日本人の在り方等、盛りだくさんのお話でした。
一つ一つがテーマになる内容ですのでまたいつか教えていただきたいものです。
神は信じるものではなく感じるもので、自分たちが使う言葉の力の大きさをお話くださいました。
最後に躾の話があり、身も心も美しい状態にしておく大切さを話していただきました。
ありがとうございました。