2023.03.28-第1343回 一関市博物館 主幹 相馬 美貴子氏

【テーマ】『遂げずばやまじ-大槻家の人々 』

【プロフィール】

昭和39年 山形県最上郡金山町生

山形大学教育学部卒業

平成5年4月から一関市博物館(当時は建設対策室)勤務

博物館では、主に近世・近代の歴史と、蘭学和算を担当。

近年は、『江戸時代の女性たち-武家・農民・商人-』

『江戸時代の世界地図』の展覧会を担当

 

【講話の内容】

大槻文彦は、自らが編纂した国語辞書『言海』のあとがきに、

16年に及ぶ完成までの長い日々の支えとなったのが、

父の磐渓から語られた祖父玄沢の

「およそ事業をみだりに興すことあるべからず、

思いさだめて興すことあらば、

遂げずばやまじの精神なかるべからず」という戒めの言葉であったと書いています。

大槻玄沢、文彦の業績と、そこに見られる「遂げずばやまじ」の精神を紹介します。 .